沖縄なは子ども劇場ブログ

●平良夏芽先生と歩く平和祈念資料館●

●平良夏芽さんのガイドで平和祈念資料館に行ったのはこれで２度目だ。
静かな語り口の中にも平和へのゆるぎない信念と情熱、
そして弱者へのやさしさが感じられる。
体を張って辺野古の海を守っている方でもある。
夏芽さんのガイドの中で一番心に残ったのは、
「皆さんは今、戦争は終わった、平和な国に生まれてよかったと思っていませんか？
それは間違いです。今の世界は決して平和ではありません。
そして日本はその戦争に深く係わっているのです。」
という言葉だ。
平和について改めて考えさせられる一日だった。　

●平和祈念資料館なのに、裏でなにやってるのってあきれるくらい
本当に色々な情報を聞かせてもらいました。
こんな大事なことを知っている平良さんがブラックリストに載るのはおかしいと思います。　

●スタート時は子劇関係者のみ２５名くらいで、通路をふさがないように気を配りながら
先生のお話をうかがっていましたが、ふと気付くと知らない顔・顔・顔。
他県からの研修旅行の方々や偶然来合わせた家族連れ、
はたまた資料館をボランティアで案内しているおじさんまで
最終的には倍くらいの人数にまで膨れ上がっていました。
熱心に聞き入り人たちに先生のボルテージも上がり、
そのお話の巧みさ、意外性、説得力に、ますます聞き逃すまいと食い付く人々。
あっという間の２時間でした。子ども達も最後まで先生にかぶりつきで聞いていました。
特に印象的だったのは、
「皆さんはケンカをしたときに、自分が相手にどんなひどい事をされたかだけを考えていたら、
本当に仲直りができますか？自分が相手にしたことをキチンと反省することも、
平和を願ううえで大切なことです。」
という言葉でした。
資料館の中で本当に大切な資料は、
なるたけ目につきにくい所、見づらい所、通り過ぎてしまう所等に展示してあり、
難解な文章をあえて原文のままにしてあるそうです。
今まで何度も訪館しながら、それらの資料をまんまと見落としていた私です。
お弁当でも持って、丸一日かけて探索・研究してみるのもいいかな…と思いました。